印刷は本機校正を頼むと高くつく。

印刷

コスト削減から出入りの印刷屋を何社も呼んで必死になって競合見積もり。

正直無駄だと思います。



競合させたら、印刷代は安くなると思います、でも劇的には安くなんかなってないんですよね、ずっと前からWebの発達により印刷需要は供給を下回っているので毎年値段が下がってきてるのです、正直、限界に近いんじゃないかと思ってます。



この状態から印刷コストを下げるとしたら製版部分を思いっきり下げるしかない。



印刷屋のコストは意外と製版に食われてる

例えば印刷屋に校正を持ってこさせてますよね?

しかも印刷時の色上りを厳密に確認したいと本機校正を要望されるお客さんがおります。

校正持って行くと言うことは、お客さんに校正持ってくる人の人件費がかかります、宅急便で送ってくれればいいよというお客さんもおりますが、納期がないので、夕方入稿して明日の午前中に出し戻しなんて、しょっちゅう。

人件費が一番高いのにですよ?



すごい、大ロットなら分かりますが、フライヤーの3000部程度ならあまり意味が無いと思いますよ。

これ以降は、なんで意味が無いかを説明します。



本機校正は実際に印刷機で印刷しないと出てきません。

例えば平版の印刷機だとしたら4/6半才か菊半才が一般的です。

A4仕上がりサイズのフライヤーだと菊半才で校正を刷るとおもいますが、これって本ちゃんの印刷と何等変わりません。



5枚刷ろうが3000枚刷ろうが印刷時間なんて変わらないんですよ。



印刷は最初の組み付け、色だしの時間が大半です。

組み付けました、印刷しました、最初から綺麗に印刷されて出てくるわけではありません。

少なくても納品できる色調になった印刷物は半才用紙で50枚は出さないと綺麗な物は出てきません。

本機校正の時間

組み付け、色だし(ここで大半の時間がとられる)10分

→その後5枚ほど校正用の印刷物・・・5枚刷り本が出る時間ですが たったの5秒でしょうか

合計 10分5秒



本刷りの時間

組み付け、色だし(校正と同じ時間が食われる)10分

→その後3000部ほどの刷り出し出るのは、10分ぐらいですかね。

合計 20分

校正時間と本刷り時間の比較

刷り出しですが印刷1枚に対して4つ同じ物が付いた物が印刷されます、つまり750枚印刷すればいいのですが、組み付け色出しに大体10分は使ってるいるので校正も本ちゃん印刷時間は大して変わらない。

本機校正10分5秒    本刷り20分



これに校正に付属する時間を足すと見えてくる物があります。



ネット印刷はなぜ安いか

ネット印刷は本機校正をなるだけ、しないようにします。

上に説明したように校正も印刷も時間は変わりませんね。

ただし校正は出し戻しをしますよね?  往復時間の人の人件費がかかります。



修正指示を説明しますよね? 大概の色調の修正指示は適正な指示とは言えず

リライトしてから製版に流します。

煩雑で手間隙かかてます。



これらに要する時間平均で4時間ぐらいかかります。

印刷時間20分に対して4時間(240分)。



製版に付属する人件費が高いのが分かってもらえたでしょう?



校正を無くすと・・・

入稿、製版したら簡易校正(イメージ)を確認、そく、印刷です。

色調確認は凄い人件費かかります。

校正を出さない事はこの人件費がなくなるから

安いんです。



品質

印刷は印刷機あれば印刷できます。

売っている印刷機さえ導入すれば、色調管理を含めて熟練工なんていりません。

もし、出入りの印刷会社が本機校正と色上がりが違うのであれば、相当古い機械を使ってると思います。

安いほうに切り替えた方がいいですよ。



このようなコスト削減方法で印刷費が安くなるだけで、印刷の品質は大手だろうとネット印刷だろうと変わらないんです。

もし色調が悪いのであれば99%入稿データが悪いといえます。

小ロットは入稿したら校正しないで印刷してしまえばいんですよ。

刷り直し再入稿でも校正1回出すより安くつきます。

競合見積りは時間が取られるだけでコストダウンにはなりません、安いとはいえ金額も確り表示してるのですから

ネット印刷にぶち込んじゃえば、いいですよ。

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